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有名な世界ヨットレース、アメリカスカップとボルボ・オーシャンレース紹介

こんにちはmistral Apparel(ミストラルアパレル)です。
ウォータースポーツの一つ、ヨット。ヨットの世界ではオリンピックを始めたくさんの世界大会が実施されています。中にはサッカーワールドカップよりも古く伝統のある大会、1人で世界1周に挑む大会も。

今回はそんな数ある世界の大会の中でも、アメリカスカップとボルボ・オーシャンレースついて触れてみたいと思います。

海のF1、アメリカスカップ

1851年より現在まで続く国際ヨットレース、アメリカスカップ。
別名「海のF1」とも言われています。
その成立は近代オリンピックより45年、サッカーのワールドカップより79年、全英オープンよりも9年早く、継続して使用されている世界最古のスポーツトロフィーとして広く一般に認知されています。

参加各国の造船工学・建築工学・材料工学・流体力学・航空力学・気象学などの最先端技術や軍事からの応用技術が投入される等、参加国の威信を賭けた国別対抗レースとしての一面も持ち合わせています。

皆さんご存知のルイ・ヴィトンやプラダなど高級ブランドがスポンサーについたりするなど大会規模の大きさはトップクラス。もちろん日本も出場していますが今のところ惜しくも敗退しています。

 

地球2周分の海を走破する、ボルボ・オーシャンレース

アメリカスカップに対抗した大会が、世界3大ヨットレースの1つ、ボルボ・オーシャンレースです。

長期の世界一周のヨットレースを行おうと、イギリスのビール会社(当時)・ウィットブレッドがウィットブレッド世界一周ヨットレースとしてスタートしました。
(2001-2002シーズンから冠スポンサーが変更して現在の名称となっています。)

3年に1回行われるこの大会、まさにレースの舞台は地球。 このイベントの航行距離は、過去最長となった大会で、実に8万km。

クルーたちは9カ月という時間をかけてエンジンやモーターといった動力に頼らずに地球2周分の海を走破し、勝敗を決めるのが、ボルボ・オーシャンレースです。

過酷な南極海での航海を含め、長期間にわたるこのレースでは他のチーム以前にまずは強大な自然を相手にしなければなりません。

気温が下は-15°C、上は45°Cにも及ぶこともあるという想像し難い航海条件になることもある中、超ハイカロリーな食事を取っていてもなお、選手たちはシーズンが終わると10kg程度も痩せるとの事です。

艇の重量を可能な限り軽くするためにクルーの持参する衣類も数点に限られており、荒海を何日も濡れた服のまま艇を走らせることもあると言います。

その過酷さゆえ、「一度参加したら、二度と参加したくなくなるか、病み付きになるか」と言われています。

世界トップクラスのチームが最新の高性能レーシングヨットを操り、史上最速のスピードを競い合い地球を一周するヨットレースなのですが、優勝しても賞金は無くトロフィーが贈られて、副賞として公式計時オメガシーマスターが贈られます。

1993-1994年の大会には、小松一憲氏(ヤマハ)、原健氏(Tokio)、松永香氏(ハイネケン)の3名の日本人セーラーが、各々の所属する艇のクルーとして参加され、小松氏の所属するヤマハが総合優勝を果たされました。次回の2022年から、アトランティック・オーシャン・レーシング・スペインが、このレースを主催していく予定となっています。

日本のチームはもちろん、それぞれのクルーの挑戦を応援しています!

 

参照(参照日:2020年10月20日):
アメリカスカップ、フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)

2021年開幕、第36回アメリカズカップを学ぼう。基本編(1)、バルクヘッドマガジン

ボルボ・オーシャンレース、フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)

ボルボ・オーシャンレース、ボルボ・カー・ジャパン

The Ocean Race、The Ocean Race SLU

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